こんにちは!
いよいよスーパーボウルまであと3日を切りました。
本日はスーパーボウルに出場するペイトリオッツから、
LB#53カイル・バンノイについて書きたいと思います。
今シーズンは
53タックル、
1インターセプト、
1サック
と活躍しましたが、昨シーズンまでは何ともパッとしない選手でした。
バンノイに何があったのでしょうか。
ライオンズでの2年間
もともとバンノイは
2014年ライオンズにドラフト2巡目で指名され、NFLの世界に足を踏み入れました。
期待されて入団したのですが、
ルーキーイヤーは怪我のため一年を棒にふるいました。
怪我が治った2年目はアウトサイドからのパスラッシャーとして起用されますが、
ミスが多く、ラッシュも微妙で、
ドラフト高順位で期待されて入団したのに、これにはコーチもファンもがっかりでした。
そして翌年の2016年10月というシーズン途中に、
バンノイはライオンズを放出されてしまいました。
ペイトリオッツ再生工場
同年、絶望に打ちのめされフリージェントとなっていたバンノイをペイトリオッツが契約しました。
すると、あら不思議。
ランストップにパスカバーに大活躍しました。
一体なぜか。
それには二つの理由があると考えられます。
1.起用場所の違い
ライオンズでバンノイに与えられた役割はパスラッシャーでしたが、
ペイトリオッツでは持ち前のスピードとフィジカルから、ニッケルバック(5人目のDB)を任されました。
バンノイのスピードやパワーはパスラッシュよりも、フィールドを広く走り回り奮闘する方が向いていたのです。
もちろん、ブリッツなどでパスラッシュかけることもできますが、
LBの位置からランニングバックのチェックダウンルートを始めとしたパスカバーや、
単純なランストップに適性がありました。
それを見抜いたHCビル・ベルチックはさすがです。
2.プレッシャーからの解放
バンノイはドラフト2巡目という高順位で指名されだ挙句、
1年間プレーできなかったことで、
2年目は満を辞しての登場で、
ハードルは上がり切ってるし、プレッシャーはあったと思います。
それが解雇されペイトリオッツに拾われたことで、
失うものがなくなって吹っ切れたと思います。
ファンやローカルのメディアにバッシングされることもなくなり、
精神的な苦痛もなくなったはずです。
心境の変化というのがバンノイ再生の2つ目の理由です。
ほんとにペイトリオッツは選手の見る目があって、適材適所に人を配置しています。
ペイトリオッツがフリーエージェントで獲得した選手が
どれだけ活躍しているかっていうデータもあったので、
折を見てご紹介したいなって思います。
バンノイにはスーパーボウルでも活躍して、ライオンズに見せつけてやって欲しいですね!