【解説】NFLサラリーキャップ制度について

こんにちは!

NFLはオフシーズン真っ只中なので選手の契約に関するニュースがたくさん飛び込んで来ますね。

誰がどこのチームに移籍するとか、誰がチームを解雇されたとかとか。

そんな移籍に関するニュースの中で、まだまだ活躍する30歳前後のスター選手を解雇するニュースをよく見ますよね。

日本人の感覚だと、

なんでこんないい選手をクビにするんだ?もったいない!

って思いますよね。

これはNFLの「サラリーキャップ」というルールによって引き起こされる現象なのです。

レベニューシェアリング

サラリーキャップの前に「レベニューシェアリング」というルールを知っておかないといけません。

レベニューシェアリングとは、NFL全32チームが稼いだお金は、決められた割合でリーグに収めないといけないというルールです。

例えば、

試合チケットの売り上げは40%をリーグに上納、

テレビ放映権の収入、NFLのメインスポンサーからの収入は全額リーグに収められます。

これらリーグに集められたお金は、均等に各チームに還元されます。

これにより、チーム間の収入格差を無くし、平等なチーム運営を可能にしています。

サラリーキャップ

(名馬オグリキャップと響きは似てても関係はありません。w)

サラリーキャップとは一言で言うと、

「選手を雇うお小遣いはあげるから、その中だけでやりくりしてね。」

っていうルールです。

レベニューシェアリングでリーグに集まったお金は、各チームに分配されますので、そのお金で選手の年俸を支払いますが、

各チームはその中からサラリーキャップとしてもらった金額しか選手の雇用に使ってはいけません。

つまり、各チームの年俸合計額は決められたサラリーキャップを超えてはいけません。

予め決められたサラリーキャップの中で選手のやりくりしないといけないのですね。

サラリーキャップは全チーム同額で、

この制度もチーム間格差を無くすことが目的です。

サラリーキャップの金額はリーグ全体の収入によって毎年変わります。

2017年は189億円に決まりました。

すごい大金ですね〜。

サラリーキャップをめぐる駆け引き

そんなわけで決められた予算内で選手を53人まで登録しないといけないので、

給料が高額ないい選手だけ集めることはできません。

そのため、おじさんになった選手や、怪我で休んでる選手は、たとえ実力があってもサラリーキャップ捻出のため解雇されてしまうのです。

サラリーキャップを上手に活用しているのはペイトリオッツですね。

ペイトリオッツはサラリーキャップと53人のいう選手数制限を効率化するため、様々なポジションが出来る器用な選手を好んで契約しています。

例えばWRエデルマンはDBもできるし、

今年フリーエージェント契約したRBバークヘッドは、本職のRB以外でもキッキングで輝きをみせる選手です。

このように、サラリーキャップをいかに効率化して選手と契約できるかがポイントなんですね〜。

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