こんにちは!
シーホークスのエースCBリチャード・シャーマンがトレードに出される噂が今にわかに話題になっています。
シーホークスはなぜオールプロ常連のシャーマンをトレードに出してしまうのでしょうか。
シーホークスのサラリーキャップ
最大の理由はシーホークスのサラリーキャップにあります。
シーホークスの2017年サラリーキャップのおよそ61%は、たった10人の選手で占められます。
その額なんと1億126万ドルです。
すごい金額ですね。
しかも、この10人のうち、1番若くてもプロ5年目。
10人中7人が28歳以上。
シーホークスは主力選手の高齢化に伴い年俸が高騰し、サラリーキャップを圧迫している状況だったのです。
そこで年俸が高額のシャーマンに白羽の矢が立ってしまいました。
年齢とポジションの特性
では、なぜ年俸が高い選手の中でシャーマンが選ばれたのか。
シャーマンとSSカム・チャンドラーは
来年の2018年までシーホークスとの契約が残っていますが、その時には2人とも30歳になります。
この2人を天秤にかけると、コーナーバックの方が選手寿命が短いので、放出するならシャーマンということになってしまいます。
コーナーバックはスピードやクイックネスが最も大事なポジションで、
これらはどんなにトレーニングをしても加齢とともに落ちてしまいます。
30歳を過ぎた短距離選手は少ないですもんね。
ポジションの特性からシャーマンがトレード候補になってしまいました。
ドラフト候補
最後の理由は、今年ドラフト候補のコーナーバックは有望な選手が多いことが挙げられます。
ワシントン大学のシドニー・ジョーンズなどは即戦力どころか即エース間違いなしです。
NFLのパッシングオフェンスはカレッジよりレベルが高いので慣れるまでは大変ですが、
順応できればすぐ活躍できるポジションです。
シーホークスの思惑は、給料の高いおじさんのシャーマンより、まだ給料が高くない若手に期待って感じです。
シャーマンの気持ちは
シャーマンはトレードされることに理解を示しています。
「これもNFLっていうビジネスだからね」
って感じで大人の対応。
ビジネスだからしょうがないけど、ここまで主力の選手をトレードに出すのはNFLくらいですよね。
シャーマンも本音は悔しいはずです。w