こんにちは!
映画「幸せの隠れ場所」で有名なパンサーズのRTマイケル・オアーですが、脳震盪によりパンサーズを退団することになりました。

2016年9月からNFLの指定する脳震盪プロトコル(脳震盪になった時の決まりみたいなもの)に従っていましたが、
8年間のNFL生活で蓄積された脳へのダメージは深刻だったようで、プロトコルから復活することなくパンサーズから退団です。
オアーの脳震盪について
2016年シーズン、week3のバイキング戦で脳震盪になったオアーは、脳震盪から復帰することなくシーズンアウト。
今年に入ってからもチームのOTAやミニキャンプに参加することがなく、そのままチームを解雇されました。
解雇される何日か前には、自身のインスタグラムに信じられない量の錠剤(脳震盪のための薬)を撮った写真を投稿していましたが、即削除しています。
これらのことから、かなり深刻な脳のダメージがあることがわかりますね。
2009年にレイブンズのドラフト一巡指名でNFLの世界に飛び込んだオアーですが、
1年目から即戦力で活躍したが故に、8年間のプロ生活でかなり消耗していたようですね。
パンサーズにオアーの代わりになる選手はいる?
オアーの控えとなるRT候補には、今年3年目のダリル・ウィリアムズと、
ルーキーのテイラー・マートンがいます。
ダリル・ウィリアムズは、昨年からオアーに変わってスターターを務めています。
2015年にパンサーズがスーパーボウルに出場した際にもスターターを務めていたことがあり、経験は十分にあります。
テイラー・モートンは今年のドラフト2巡指名の選手です。
ダリル・ウィリアムズが4巡指名の選手だったことを考えると、モートンの方が秘めた潜在能力は高いかもしれません。
オアーの心中
NFLにとって脳震盪はかなり深刻な問題です。
脳震盪を英語で「コンカッション」と言いますが、まさにNFL選手の脳震盪問題を取り上げた『コンカッション』という映画が最近は話題を呼んでいます。



オアーにとってもこの解雇はショックだったのか、解雇発表から数日後には、Uberで呼んだタクシーの運転手を暴行し告訴される事態に。
Wow… listen to snippets from the 911 call where the Uber driver says Michael Oher bit him. pic.twitter.com/JH7GHZEVrH
— Michael Schwab (@michaelschwab13) July 22, 2017
なんでも、酔っ払ったオアーが運転手を押し倒し、蹴り上げた挙句、差別的な発言をしたとか。
映画を見る限り、あんなに温厚なオアーがこんなに荒れるんですから、相当なショックだのでしょう。
なんだかこっちまで悲しくなります。
この事件だけでも、脳震盪は解決すべき最優先事項だと思わされますね。