こんにちは!
ペイトリオッツの控えQBジミー・ガロッポロが49ersへ、2018年のドラフト2巡指名と引き換えにトレードされました!
誰?って思われた方もいるかもしれませんね。
2016年シーズン終了後からトレード市場を賑わせていたペイトリオッツの控えQBです。
この記事ではガロッポロのご紹介と、ペイトリオッツ&49ersにとってこのトレードが持つ意味を分析してみました。
ガロッポロの経歴
2014年にドラフト2巡(全体62位)でペイトリオッツに入団。
絶対的なエースQBトム・ブレイディのバックアップとしてベンチを温めていましたが、
2016年にブレイディがボールの空気圧を変えてたとかなんとかって問題で開幕から4試合の出場停止処分を受け、ガロッポロに出番が回ってきました。
開幕戦のカーディナル戦では、
パスは24/33、264ヤード、1タッチダウンを記録し勝利、
続くドルフィンズ戦でも
パス18/26、232ヤード、3タッチダウンで勝利!
残念ながらこの試合で肩を痛めたガロッポロは次の試合からは欠場してしまい、その間にブレイディも処分期間があけ、試合出場の機会がなくなってしまいました。
しかし、この2試合でガロッポロの持つポテンシャルは十分に証明でき、シーズン終了後にはQB不在に困ってるチームからオファー殺到してました。
今オフシーズンでは移籍がなかったし、トレード期間終了間近だったので、今年もペイトリオッツで過ごすのかなぁと思ってた矢先のビックニュースとなりました。
このトレードの評価(ペイトリオッツ編)
正直、なにしてんねんーって声が多いです。w
ガロッポロがいなくなったことで、ペイトリオッツの控えQBはいなくなってしまい、
急遽、49ersからペイトリオッツに在籍経験のある(2009年〜2011年)、QBブライアン・ホイヤーを獲得。
ただ、ホイヤーはガロッポロほど実力のある選手ではなく、2012年にドラフト3巡で獲得したQBライアン・マレット(現レイブンズ)に控えQBの座を奪われて解雇された経緯があります。
ブレイディは今年40歳ということを考えると、いつ怪我するかわかりませんので控えQBは非常に重要です。
この選択は正しかったのでしょうか。。
昨年もペイトリオッツはブラウンズとドラフト3巡指名権と引き換えに、プロボウラーLBジェイミー・コリンズを放出するという割りに合わないトレードをしています。
49ersはWeek8終了時点でまだ1勝もできてないので、2巡指名でもかなり高順位の選手指名を期待できますが、
ガロッポロを手放したことに匹敵するくらいの選手を取らないと割りに合わないですね。
このトレードの評価(49ers編)
49ers的には、やったぜー!!!!って感じです。w
なぜなら、QBがいなかったから。
今年のスターターQBはルーキーのC.J.ベサード。
かわいそうなことに再建中のチームで新人QBの洗礼を受けており、
パス成功率52.7%、647ヤード、2タッチダウンパスとあまり良くありません。
そこでガロッポロをスターターで使い、ここから挽回するぜ的な考えかと思ったらどうやらそうではない様子。
HCのカイル・シャナハンは、システムを理解してから大事に使いたいので、ガロッポロの登場は来シーズン以降になるかもとのこと。
うーん、さすがシャナハン。
もう8敗してるし、もうチーム再建に舵を切ってますねですね。w
ガロッポロも1勝もできない49ersへの移籍については不満がない様子で、むしろチャンスと捉えているようです。
これは来年の49ersが楽しみですね。
このトレードが吉と出るか凶と出るか
ペイトリオッツは新陳代謝が激しいチームで、いい選手もどんどんリリースして新しい選手を招きいれるチームです。
これもその一環ですが、来年のドラフトまで、ひいては来シーズンが始まるまでこのトレードの評価ができないのでなんとも言えませんね。
一方で、49ersにとってはかなりいいトレードと言えます。
ガロッポロほどのQBはなかなかドラフトで取れませんし、上位指名しても活躍できないQBが多いことを考えると、手堅くスターターQBをゲットできました。
ガロッポロは控えでも腐らず頑張ってきた印象があって、
昨年試合に出た後には、ブレイディの下で学んできたお陰だぜ的なことも言ってました。
そんなガロッポロにとって大きなチャンスが来たんじゃないかと思って個人的には楽しみです!