【NFL】2018年ドラフト注目選手〜QB編〜

こんにちは!

2018年ドラフトはQBがとても豊富な年です!

これだけ実力のあるQBが揃った年は珍しいです。

そんなドラフト上位指名間違いなしの選手を5名ご紹介します!

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1.サム・ダーノルド(USC)

まず、なんといっても、この人。

全体1位指名の有力候補、USCのサム・ダーノルド。

2016年と2017年の2年間しか大学でプレーしていませんが、NFL挑戦を表明しました。

それもそのはず。

大学時代の成績はこちら。

試合 CMP ATT PCT YDS TD INT
2016 13 246 366 67.2% 3,086 31 9
2017 14 303 480 63.1% 4,143 26 13

素晴らしい成績。

えげつないです。

ですが、2017年は少しだけパス成功率を落とし、被インターセプト数が増えています。

有識者の評価では、スターQBであるがゆえのプレッシャーを感じやすいとのこと。

「活躍しなきゃ!」

「おれがミスしてたら勝てない!」

「マスコミも注目してる!」

みたいな心境だとのことですが、たまたまだと思います。www

ちょっとパス成功率を落としただけであって、USCの勝利には貢献しまくったし、NFLでかなり活躍できる逸材だと言えます。

こんな細かいところを世間に突っ込まれるくらい実力を持っていて期待されてるってことですね。

ダーノルドはコンバインの日には実技披露をせず、プロデーの日だけ母校のUSCでスローイングを披露しました。

プロデーの日はあいにくの雨でしたが、気にせず精度の高いパスを披露し、スカウトマンたちに完璧な実力を示しました。

さすがです。

ダーノルドのイメージは、コルツのQBアンドリュー・ラックを想像してもらえれば1番近いです。

2.ジョシュ・ローゼン(UCLA)

ダーノルドと並んでドラフトの目玉、UCLAのジョシュ・ローゼン。

高校時代はオールアメリカンに選ばれ、鳴り物入りでUCLAに入学したフットボールエリート。

大学1年生から開幕戦でスターターを務めたのはUCLA史上初らしいです。

そんなローゼンの大学時代の記録はこちら。

試合 CMP ATT PCT YDS TD INT
2015 13 292 487 60% 3,670 23 11
2016 6 137 231 59.3% 1,915 10 5
2017 11 283 452 62.5% 3,756 26 10

素晴らしい成績。

2年目に成績を落としたのは肩を怪我した影響です。

見た目のイメージ通りポケットパサーで、正確なパスコントロールと、肩の強さ、ポケット内でのフットワークがとても軽いです。

欠点を挙げるとすれば、ギャンブル的におりゃーって投げることがあり、通ればビッグプレーですが、インターセプトされることがたまにあります。www

ただ、偏差値の高いUCLAですし、非常に頭を使ってプレーしています。

おりゃーって投げるのも、ぼくがわからない次元で確証があってのことでしょうね。

何かと比較されがちなUSCのダーノルドとUCLAのローゼンですが、

ダーノルドは基本的になんでも出来ますが、スクラブルから投げるのが上手い印象で、ローゼンはポケットの中から投げるQBってイメージで、プレースタイルは対照的です。

プレースタイルは違っても2人とも例年にないレベルで実力が高いです。

どっちかがドラフト全体1位になるかもですね。

3.ジョシュ・アレン(ワイオミング大)

こちらも上位指名間違いなしのワイオミング大、ジョシュ・アレンです。

大学時代の成績はこちら。

試合 CMP ATT PCT YDS TD INT
2015 2 4 6 66.7% 51 0 0
2016 14 209 373 56% 3,203 28 15
2017 11 152 270 56.3% 1,812 16 6

アレンは遅咲きの選手なんです。

というのも、高校卒業後もアメフトを続けたかったのですが、どの大学からも推薦が来ず、リドリー・コミュニティー大学で1年間プレーしました。

リドリー・コミュニティー大学でプレーしているのを、たまたまワイオミング大学のヘッドコーチであるクレイグ・ボウルの目に留まりました。

ボウルはノース・ダコタ州立大学時代に、今イーグルスで活躍しているQBカーソン・ウェンツを指導していたことがあり、アレンのことをカーソン・ウェンツの再来だと絶賛。

ボウルの推薦でアレンはワイオミング大学に編入できました。

しかし、ワイオミング大1年目の2015年は怪我で2試合の出場のみ。

パスも4回しか成功できませんでした。

しかし、2年生になった2016年は遂に才能が花開きます。

この年はめちゃめちゃ活躍して、2年生の終わりにNFLへのエントリー決意するくらい活躍しました。

でも、親とコーチからだけでなく、カーソン・ウェンツからも早期のNFL挑戦を反対されてしまい、思い直します。www

結局、もう1年大学に残ることにして、2017年をそこそこの成績で終えたアレンは晴れてNFLへの挑戦を宣言しました。

そんなアレンの強みは、フットワークです。

身長196cm、体重109kgという体格は、ビッグ・ベンの愛称でお馴染みの、スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーと全く同じサイズですが、機動力が段違いです。

スクランブルから投げる様は、カーソン・ウェンツや、シーホークスのラッセル・ウィルソン並みのモビリティーです。

また、現代では珍しく、ショットガンではなくセットバックからのパスプレーを多用していました。

セットバックからですと、スナップを受けてからドロップバックしないといけませんので、そこそこ敏捷性が求められます。

戦略的な面で考えても、セットバックからのプレー経験が豊富なことは、多種多様な戦術を用いるNFLで重宝されます。

サイズがあって経験もあるので非常にプロ向きな選手ですが、あまり強くない大学出身であること、成績があまり良くなかったこと(レシーバーの問題もあるようですが)などの理由からどれだけ上位で指名されるかが注目されているようです。

4.ベイカー・メイフィールド(オクラホマ大)

オクラホマ大学のQBベイカー・メイフィールド。

2017年はいろんな賞を総なめです。

ハインズマントロフィー(2017年MVP)、

マクスウェルアワード(マスコミとか色んな人が選ぶMVP)、

ウォルター・キャンプアワード(ウォルター・アワードってとこが選ぶMVP)、

デイビー・オブライアン・ナショナル・クウォーターバックアワード(デイビー・オブライアンっていう往年の名選手を冠するQB賞)、

BIG12リーグ優勝、

BIG12リーグのオフェンス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(2015年に続き2回目)、

オールアメリカンの1stチーム(2015年に続き2回目)。

2017年に1番活躍した選手です。

成績はこちら。

試合 CMP ATT PCT YDS TD INT
2013 8 228 340 64.1% 2,315 12 9
2015 13 269 395 68.1% 3,700 36 7
2016 13 254 358 70.9% 3,965 40 8
2017 13 262 369 70.5% 4,340 41 5

すごすぎる。

さぞ、順風満帆な人生だったのだろうなと想像しちゃいますが、実はその逆。

メイフィールドは高校卒業後、身長が183cmしかないため強豪大学からオファーをもらえず、奨学生ではなく、普通にテキサス工科大学に入学。

そこで低身長を物ともせず、バールス・ワース・トロフィー(新人賞的な)を獲得するほど活躍。

その後、活躍を認められ、オクラホマ大に奨学生として編入しますが、NCAAの謎ルールにより、1年間のプレーを禁じられました。

よくわかりませんが、たぶん、奨学生じゃい大学から奨学生として編入すると1年間プレーしちゃダメよってルール。たぶん。

金にものを言わせて学生をリクルートしちゃダメよって意図かと。たぶん。

これが世の中で大きなニュースになり、このルールはその1年後に廃止になりました。

(メイフィールドはしっかり1年間試合に出れないという…)

1年間のお預けを食らったメイフィールドですが、上で書いたように賞を取りまくってブランクを物ともしない活躍。

あと苦労で言うと、2017年に酔っ払って暴れて逮捕されてます。www

アルコールに対する教育プログラムに参加するなど、順風満帆な人生ではないのです。www

また、スプレッドオフェンスを得意とするQBが低身長だとドラフトで敬遠されがちです。

しかし、セインツのドリュー・ブリーズやシーホークスのラッセル・ウィルソンなど180cm台でも活躍しているQBはいますので、1巡での指名は間違いないでしょう!

5.ラマー・ジャクソン(ルイスビル大)

ルイスビル大学のQBラマー・ジャクソン。

ジャクソンはマイケル・ビックのようなランニングQBです。

大学時代の成績はこちら。

・パッシング

試合 CMP ATT PCT YDS TD INT
2015 12 135 247 54.7% 1,840 12 8
2016 13 230 409 56.2% 3,543 30 9
2017 13 254 430 59.1% 3,660 27 10

・ラッシング

ATT YDS AVG TD
163 960 5.9 11
260 1,571 6 21
232 1,601 6.9 18

2016年には、

ハインズマントロフィー、

デイビー・オブライアン・ナショナル・クウォーターバックアワード、

マクスウェルアワード、

アトランティック・コースト・カンファレンスのオフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(2017年も受賞)

などを受賞しました。

ラッシングで1,571ヤードはルイスビル大学のラッシング記録を更新しました。(翌年には1,601ヤードを記録)

走れて投げれる、2017年にNFLで活躍したルーキーQBデショーン・ワトソンのようです。

しかしながら、2017年にデショーン・ワトソンが怪我してシーズンアウトしたように、走れて投げれるQBは怪我のリスクを常に抱えています。

変えのきかないQBに怪我をされると、チームが被る影響はかなり大きく、ランニングQBは敬遠されがちです。

ここ最近は、かつて一世を風靡したRG3ですら度重なる怪我でパフォーマンスをかなり落としたことから、走れるQBの地位が下がっているように思われます。

僕としては、走れるQBって見ててワクワクするし、オフェンスの幅が広がっていいと思いますけどね。

ジャクソンは投げるスキルも高いから、怪我せずシーズンを過ごせるようプレーコールをコントロールしてあげればいい気がします。

まとめ

本当に2018年はQBが揃った年です。

万能型QBのダーノルド(USC)、

ポケットQBのローゼン(UCLA)、

雑草QBのアレン(ワイオミング大)、

ハインズマンQBのメイフィールド(オクラホマ大)、

走れるQBのジャクソン(ルイスビル大)。

どこのチームが何位で指名するか楽しみです。

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