こんにちは!
かつてNFLで日本人の名前の選手が活躍していたのをご存知でしょうか?
レイブンズとパンサーズでセーフティとして活躍した、日系アメリカ人のハルキ・ナカムラです!
ハルキ・ムラカミではないですよ。w
名前は似ていますが、ハルキ・ムラカミは小説家さんです。
(話逸れるけど新作の「騎士団長殺し」面白かったですw)
ハルキ・ムラカミの方が国際的には知名度が高いけど、"NAKAMURA"という名前を背負ってNFLでプレーしてたハルキ・ナカムラも誇らしいですね。
というわけで、日系アメリカ人のハルキ・ナカムラと、日本人選手にとってのNFLについて考えてみたいと思います。
柔道一家のナカムラ家
ナカムラのご家族は、全員柔道家という日本人より日本人らしい一家です。w
ご両親は2人とも柔道の有段者で、国際大会にも出場するほどの実力の持ち主。
段で言うと、お母さんは4段で、お父さんは8段です。
これだけ強いんだから日本で稽古したんだと思いますので、ご両親が日系一世でしょう、たぶん。(適当)
加えて、ナカムラには男兄弟が2人と女兄弟が1人いて、3人とも柔道の国際大会優勝経験があります。
男兄弟のうちの1人は、2度もオハイオ州のレスリングチャンピオンに輝き、オリンピック代表の座を争ったこともあります。
この大和魂溢れる家族の中で、ハルキ・ナカムラだけ "アメリカン"・フットボール を極めたわけですね。w
日本人にとってのNFL
2017年時点では、ハルキ・ナカムラが最初で最期の日系NFL選手です。
差別でもなんでもなく、事実として、どうしても日本人は欧米の方と比べると対格が劣ります。
故に、身体能力の差がモロに出るアメフトやラグビーといったスポーツは、他のノンコンタクトのスポーツより比較的世界と力の差がありますね。
日本人だけじゃなく、アジアからNFL選手になった人はまだいません。
そんな中でレイブンズにドラフト6巡で指名され、選手として6年間も活躍できたのは歴史的快挙です。
しかもDBという、最もスピード、クイックネス、瞬発力が必要な難しいポジションでです。
過去には、日本からLB河口正史さん、WR木下典明さん、WR栗原崇さんらがNFLに挑戦しましたが、あと一歩のところでロースターには残れませんでした。
日本のトップ選手をもってしても超えられないNFLの壁。
日本でのアメフトの競技力向上、もしくはアメリカの高校やカレッジでプレーする日本人が出てくれば、日本人NFL選手誕生の可能性はあると思ってます。
日本人がNFL選手になるには
前述のNFLに挑戦したお三方によって、日本人がNFLに挑戦する口火は切られたと思います。
キャンプに招待されたり、プレシーズンゲームに出たり、日本人でもやれるという希望を持たせてくれましたね。
現にハルキ・ナカムラもバリバリNFLでプレーしていたことを考えると、日本人の体でも全く問題ありません。
あとは、英語によるコミュニケーションやアメフトにおける文化の違い、異国で暮らすための諸手続きなど備えるべきは枚挙にいとまがありません。
やっぱり1番手っ取り早いのはアメリカのカレッジでプレーしてドラフトされることですね。w
ハルキ・ナカムラのように、日本人の名前がドラフトに出てきてほしい〜。
※2008年レイブンズのドラフト結果