こんにちは!
チーフスから6月2日にリリースされていたWRジェレミー・マクリンですが、レイブンズと2年契約を結びました。
マクリンは実力のあるレシーバーですし大きな怪我もしていませんが、なぜチーフスをリリースされてしまったのでしょうか?
また、マクリンがレイブンズを選んだ理由はどこにあるのでしょう?
なぜチーフスはマクリンをリリースしたのか
2年前の2015年、マクリンはチーフスに5年契約で入団。
入団初年度は、キャリアハイとなる89キャッチ、1,088ヤードレシーブ、8タッチダウンと大活躍しましたが、
昨年2016年には記録を落とし、キャリアローとなる44キャッチ、536ヤードレシーブ、2タッチダウンに終わりました。
この低迷の原因は、怪我による手の震えとのこと。
その証拠に、2014年と2015年の2年間でパスドロップは2回だったのに対して、
2016年は1年間で7回もドロップしています。
チーフスとしては、マクリンをカットすることで100万ドル分のサラリーキャップを確保できることに加えて、
マクリンがいなくてもタイリーク・ヒルや、
クリス・コンリー(40ヤードを4.35秒で走る期待の若手)、
トラビス・ケルシーなど、チーフスのレシーバー陣はタレント揃いです。
成績が振るわず29歳とベテランになってきたマクリンは、サラリーキャップ捻出のためリリースされたというわけですね。
マクリンがレイブンズを選んだ理由は?
マクリンにはビルズとレイブンズから声がかかりましたが、レイブンズをチョイスしました。
レイブンズを選んだ理由は、マクリンにとって活躍できるチャンスが大きいからです。
というのも、両チームのQBを天秤にかけた時、
正直、ビルズのQBタイロッド・テイラーよりは、レイブンズのQBジョー・フラッコの方が間違いないです。w
レシーバーはQBによってかなりパフォーマンスが変わってきますから重要ですね。
さらにレイブンズのオフェンシブコーディネーター(OC)、マーティ・モーンヒンウェグは、マクリンがイーグルスにいた時にOCをしていた経験があります。
知ってるOCのオフェンスができるのは、移籍する上でメリットとしてかなりデカイです。
また、レイブンズはレシーバー陣の補強が追いついていない現状があります。
ベテランのスティーブ・スミスが引退し、
怪我を理由にデニス・ピッタをリリースしていますが、代わりになれるような選手を獲得していませんでした。
マクリンはエースレシーバーのマイク・ウォレスと、
2015年ドラ1のWRブレシャッド・ペリマンらと共に、パスオフェンスの中核として活躍できるチャンスがあります。
フラッコという優秀なQB、知ってるOC、自身の出場チャンスを評価してレイブンズを選んだわけですね。
マクリンはレイブンズで復活できる?
昨シーズンは記録が伸びなかったマクリンですが、本来はNFLを代表する名レシーバーです。
マクリンのプロ7年間の記録を平均すると、
67キャッチ、913ヤードレシーブということでとんでもない数字です。
2014年と2015年には2年連続で80キャッチ、1,000ヤードレシーブを達成しています。
レイブンズのレシーバーにここまでの選手はいなくて、
エースのマイク・ウォレスは昨年こそ1,000ヤードレシーブを達成しましたが、
シーズン後半は失速して、後半の8試合で33キャッチ、403ヤードレシーブでした。
もう1人のブレシャッド・ペリマンは、2015年ドラ1ながら、怪我でプロ入り以降まともにプレーした経験がありません。
こうやって見るとマクリンが如何に安定して記録を残してきた選手かわかりますね。
昨年の不調はたまたまだったと考える方が自然です。
というわけで、今年は昨年が嘘のように活躍すると予想します!