こんにちは!
レイブンズをリリースされていたFSラダリアス・ウェブが、再度レイブンズと契約することになりました。
なんてことはない再契約のニュースかと思いましたが、
実はレイブンズが一度リリースした選手を呼び戻すことは前例がなく、
ウェブがレイブンズを選ぶ理由にも、男気溢れるものがありました。
怪我に泣かされたキャリア後半
ニコールズ州立大学という強豪とは言えない大学でプレーしていたウェブは、
2009年にレイブンズからドラフトされました。
今のポジションはセーフティですが、入団時はコーナーバックでした。
大学の時からボールへの嗅覚とハードタックルが売りでNFLでも活躍していましたが、
2012年に両膝の前十字靭帯を断裂しシーズンアウト。
怪我を引きずったウェブは、2015年に200万ドルの減給、
2016年にはセーフティへのコンバートを命じられ、レイブンズDBの中で序列6番目、バックアップ選手になってしまいました。
レイブンズへの義理立て
試合に出れなくなったウェブですが、この間に他のチームからスターターが約束された移籍のオファーがありました。
しかしウェブはそれを断ってレイブンズに残ることを選択。
ニコールズ州立大学から自分を見出して拾ってくれたレイブンズへ恩義を感じているため、他のチームでプレーすることは考えられないそうです。
2012年にレイブンズはスーパーボウルを獲りましたが、その光景を怪我でサイドラインから見ていたことも心残りだとか。
レイブンズ一筋
レイブンズの名選手、
レイ・ルイスや
エド・リード
のように、ウェブは殿堂入りするような選手ではないかもしれません。
しかし、ウェブにとってレイブンズは特別ですし、
31歳という年齢を考えるとレイブンズでプロキャリアを終えることになりそうです。
ウェブが引退する時はレイブンズファンに惜しまれそうですね。