こんにちは!
2018年NFLトップ100から31位〜40位が発表されました!
NFLトップ100とは、
「NFL選手が選ぶ、NFL選手ランキング」です。
NFLネットワークっていうアメリカのテレビがやっているランキングで、毎週月曜日に10人ずつ発表されます。
さて、31位〜40位は誰がランクインしたのでしょうか!?
過去のランキングはこちらからどうぞ。
・2018年41位〜50位
・2018年51位〜60位
・2018年61位〜70位
・2018年71位〜80位
・2018年81位〜90位
・2018年91位〜100位
・2017年
NFL TOP100(31〜40)
※チーム名の後の数字は昨年の順位です
・31位:マシュー・スタフォード(QB、ライオンズ、31位)
・32位:ジャデベオン・クラウニー(DE、テキサンズ、49位)
・33位:カリーム・ハント(RB、チーフス、ー)
・35位:A.J.ボウイェ(CB、ジャガーズ、ー)
・36位:アダム・シーレン(WR、バイキングス、ー)
・37位:ジョエイ・ボサ(DE、チャージャーズ、100位)
・38位:ジャレッド・ゴフ(QB、ラムズ、ー)
・39位:タイロン・スミス(T、カウボーイズ、18位)
・40位:タイリーク・ヒル(WR、チーフス、36位)
伏兵!カリーム・ハント
2017年シーズンはルーキーイヤーとなったチーフスのRBカリーム・ハントが堂々の33位にランクインしました。
ドラフト3巡指名、全体の86位で指名されたハントですが、同年のドラフト1巡はエースQBに成長しましたが当時から期待値マックスのパトリック・マホームズ、
2巡はヴィラノバ大学出身のパスラッシャーでCAAリーグの最優秀デフェンス選手に選ばれたタオン・パスノオだったので、
2人に比べるとトリード大学出身でドラフト6人目のRBだったハントの期待値はそこまで高くなかった印象です。
しかし、シーズンが始まると評価は一変。
新人ながら以下の記録を叩き出しました。
Rushing | Receiving | ||||||
Att | Yds | Avg | Lng | TD | Rec | Yds | TD |
272 | 1,327 | 4.9 | 69 | 8 | 53 | 455 | 3 |
1年目から1,327ヤード走ったのもすごいのですが、特筆すべきはレシーブ記録。
53回、455ヤードの記録にもあるように、かなりレシービング能力が高いです。
レシーバーを増やさずにパスを繰り出せると、ディフェンスからすると守りにくいですね。
ランブロックとディフェンスを読んで開く穴を予測する力がもう一つって評価らしいですが、それを感じさせないほど走る能力が高いです。
NFLのシステムに慣れて円熟味を帯びてきた頃も楽しみですね。
伝説の始まり!ジャレッド・ゴフ
2年目で覚醒したラムズのQBジャレッド・ゴフが38位にランクインしました。
2017年のラムズはチーム創立80周年の記念の年でしたが、11勝5敗で1985年振りにプレーオフ出場。
ファルコンズとのワイルドカードプレーオフは、26対13で敗れてしまいましたが、非常に可能性を感じさせたシーズンとなりました。
やはり、チームを飛躍的に強くした1番の功労者ということで、38位にランクインとなりました。
2017年の記録はこの通り。
Att | Comp | Pct | Yds | TD | Int | Rtg |
477 | 296 | 62.1% | 3,804 | 28 | 7 | 100.5 |
ゴフの飛躍の陰には、2017年からHCに就任したショーン・マクベイHCによるオフェンスの変化があると思います。
マクベイの仕掛けるオフェンスのコンセプトは単純で、「ボックス内のデフェンスの数によってプレーを変えましょう」って考えです。
少し専門的な話ですが、ボックス内にいるLBの数が少ない時にしかランプレーをしない、つまり中に人が少なければランプレーが出しやすいよねって話です。
逆に、ボックスの中にLBの数が多い時はボックスの外に人が少ないってことなので、短いパスプレーでヤードを稼いでいるシーンがたくさんありました。
あと、1st、2ndダウンでパスを積極的に投げるようにしていたようですね。
ラムズのオフェンスを見ていると、RBのトッド・ガーリーが短いところでパスを取って、そのあと個人技でびゅいーんと走る展開をよく見たと思います。
あれですね。
あれが結構ゲインできるんですよね。
これで3rdロングの厳しいシチュエーションが残らないように考えられていたのですね。
また、どうしてもランプレーをコールしたい時は、ジェットスイープのフェイクを入れてランプレーとは逆のOLBの動きを止めることで結果的にボックス内の人数を減らすなどの工夫も見られました。
このマクベイHCによる新オフェンスで、ゴフは相手デフェンスに対してやりやすいオフェンスを展開し続けることができ、結果的にゴフの個人記録が上がっていったのですね。
まとめ
31位〜40位は若い選手が多かったですね。
取り上げたカリーム・ハント、ジャレッド・ゴフだけでなく、
カウボーイズのパスラッシャーDEデマーカス・ローレンスや、ジャガーズのCB A.J.ボウイェ、チーフスの俊足WRタイリーク・ヒルなど。
強くなっているチームには、チームの中心となるような若い選手が不可欠のようですね。
個人的に、36位のバイキングスWRアダム・シーレンはとてもいいレシーバーだと思います。
かなり注目しています〜。